フィアット Grande Panda 「Red Dot Award 2025」を受賞

  • 国際的に権威あるデザイン賞のRed Dot Awardのプロダクトデザイン部門で、内外装の独創的かつ革新的なデザインが評価されて受賞
  • サステナブル素材とイタリアンデザインの融合が高評価
  • フィアットのBセグメント市場への再参入を象徴する新世代モデル

2025年7月11日、トリノ発 — 「FIAT Grande Panda(フィアット グランデ パンダ)」の卓越した内外装デザインが評価され、国際的に権威あるRed Dot Awardのプロダクトデザイン部門を再び受賞しました。この賞は、世界43名の著名なデザイン専門家や学識者による審査を経て決定され、授賞式は、ドイツ・エッセンで開催された「デザイナーズ・ナイト」にて行われました。
FIATのCEOでStellantisグループのグローバルチーフマーケティングオフィサーを務めるオリヴィエ・フランソワは、次のようにコメントしています:
「Grande Pandaでは、シンプルさ、創意工夫、そしてスタイルを融合させることを目指しました。FIATの進化を体現するこのクルマでRed Dot Awardを受賞できたことは、大きな誇りです。この名誉ある賞は、“責任あるモビリティ” が感動を呼び起こすことができるという証でもあります。」

Grande Pandaは、FIATが長年にわたりリードしてきたBセグメント市場への力強い再参入を象徴しています。1980年代のアイコニックなモデルであるPandaにインスパイアされ、トリノにあるCentro Stile (FIATのデザインセンター) で設計されたこの新型モデルは、ブランドの伝統と革新を融合させています。
注目すべき特徴のひとつが、ピクセルをモチーフにしたPXL LEDライトです。上部のグリルからヘッドライトにかけて伸びるそのデザインは、レトロなビデオゲームを思い出す方も多い事でしょう。また、旧フィアット・リンゴット工場(トリノ)のキューブ型窓を彷彿とさせるデザインでもあります。また、自動車業界で初めて、リサイクル飲料容器由来のアルミとポリエチレン(polyAl)を、インテリアの青みがかかったセンターコンソールからダッシュボード、フロントとリアのドアパネルに至るまで幅広くに使用しました(1台あたり約140パック分)。さらに、Grande Panda La Primaのダッシュボードには、竹を原料としたサステナブル素材「BAMBOX Bamboo Fiber Tex®」を採用し、優れたデザインで企業としての社会的責任の実行をかなえました。

FIATデザイン責任者のフランソワ・ルボワンは次のように述べています:
「Grande Pandaにおいて、私たちは、愛されてきたアイコンを現代的な視点で再解釈し、感情に訴えるデザインと機能性を融合させることを目指しました。単なるクルマではなく、新しいモビリティへのニーズにFIATらしく応える象徴をつくりたいと考えました。イタリアらしく、“楽しさは機能につながる”——デザインは見た目だけでなく、創意と感情を呼び起こす考案によって喜びをもたらします。このRed Dot Awardの受賞は、プロジェクトチームの功績を称えるとともに、イタリアンデザインの価値を国際的に再確認させる出来事となりました。」

なお、Grande Pandaの日本国内での発売は、2026年初春を予定しています。

Red Dot Awardについて
Red Dot Award(レッド・ドット・デザイン賞)は、1955年に創設され、世界的に優れたデザインの指標として認知されている賞です。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成され、毎年、世界各国から選ばれた専門家による審査が行われます。審査基準には、独創性、美的品質、使いやすさ、環境への配慮などが含まれます。

※当リリースは、イタリア トリノにて 2025年7月11日に発行されたプレスリリースの抄訳です

以上

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