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ジュネーブモーターショー2017:あくなき前進を続けるシトロエン

作成者: PSAJ|2017年3月06日

2017年のジュネーブモーターショーで発信するのは、シトロエンの唯一無二のブランド・アイデンティティ。近未来のショールームを具現化しながら温かいおもてなしの心で来場者を迎えるスタンド、それに「New C3」をはじめ斬新で快適性に優れた数々のモデルのプレゼンテーションを通して、そのメッセージを伝えます。

2017年2月16日 ---- パリ本社

世界が注目するこのイベントではさらに、シトロエンの新戦略をいくつかワールドプレミアとしてお披露目します。

<SUVとアドベンチャー> 革新的かつ、キャラクターたっぷりの2つのコンセプトカー
<自動運転> 「Grand C4 Picasso」プロトタイプと、従来以上の快適さを追求するCitroën Advanced Comfort®プログラムの主軸となる最新の運転支援システム
<モータースポーツ> C3 WRCをリリースし、世界ラリー選手権(WRC)に満を持しての復帰

こうしたモデルやテクノロジーが随所に反映された、新しいモビリティ・サービス。そこにこそ、シトロエンの底力、それに大手自動車メーカーとは一線を画するブランドのDNAが現れているのです。

ジュネーブモーターショー2017で公開する、シトロエンならではの自動車のエクスペリエンスをご紹介します。

  • ブランドが代々受け継いだ心意気を明確に打ち出した2つの新しいコンセプトカーを世界初展示。

    • 「C-Aircrossコンセプト」:「New C3」をベースに、カラー.リングに遊び心を発揮した、強い個性を主張するコンセプトカー。唯一無二の存在であり続けたシトロエンの真価がここに発揮されています。このコンセプトカーには、コンパクトSUVセグメントへの勝負に挑むシトロエンのグローバル戦略が反映されています。
    • 「SpaceTourer 4X4 Ëコンセプト」:パリモーターショー2016では、シトロエンのライフスタイル・ブランド「Ë」のカプセル・コレクションが好評を博しました。その流れを汲んだ、新モデルの登場です。スタイリッシュで、ハイテクな「どこにでも行けてしまう」この四輪駆動システムが提案するのは、ラグジュアリーなスタイルで繰り出すアドベンチャーです。
  • C3 WRCは2017年WRCの開幕2戦、ラリー・モンテカルロ、そしてラリー・スウェーデンにすでに参戦。WRCへの復帰を高らかに宣言しました。
  • Citroën Advanced Comfort®プログラムを実際に体感していただきます。このプログラムでは運転支援システムのテクノロジーを駆使し、ドライビング中のストレスや疲労の軽減、そして安心感を追求しています。毎日の運転で気軽に使える、実用的で安全、しかも直感的な操作が可能な数々のドライビング・サポート機能をシトロエンは現在すでにお客様に提供しています。自動運転への移行の最初の布石として開発されたシステムには、「パークアシスト」、「360°ビジョン」、「アクティブセーフティブレーキ」、ストップ・アンド・ゴー機能付き「アダプティブクルーズコントロール」や、「スピードリミットインフォメーション」、「ドライバーアテンションアラート」などがあります。走行中の快適性をきわめたシトロエンの大きな新展開のサンプルとして、ヨーロッパの道を自動運転で12万キロ以上走破した「Grand C4 Picasso」プロトタイプの1台を会場に展示します。
  • 時代を反映した製品ラインナップには、コアとなるフルライン戦略に、フレッシュで楽天的なテイストをいち早く取り入れるシトロエンのしなやかさが発揮されています。このラインナップに新たに加わるのは、ストレスの少ない走行を楽しめる個性的、なおかつ大胆なデザインのモデルです。こうした意気込みを強烈に打ち出した「New C3」が2016年後半にリリースされました。このモデルは発売以来すでに発注数が6万5千台を記録し、大成功を収めています。この心意気を受け継ぐモデルはまだあります。さらなる快適さを追求し、新世代の6速オートマチックトランスミッションEAT6を搭載して登場した「C4 Cactus」、先進運転支援システムのテクノロジーを装備した「New C4 Picasso」や「SpaceTourer」、それに100%電気駆動、ポップで現代風なテイストのコンバーチブル「E-MEHARI」。いずれも抜きん出たデザイン性と、優れたテクノロジーで快適で安心な走りをお届けするモデルです。
  • モビリティ・サービスの利用しやすさを一新し、お客様にとってスムーズなカーライフを目指した、トップクラスのサービス。お客様の利便性を最優先に考えた数々のサービスを、シトロエンはすでに導入しています。代表的なものを少しご紹介します。シトロエンのショールームや製品に関するオンライン・レビューサイトCitroën Advisorは業界初の試みです。また、ご利用のディーラーでシトロエン車がレンタルできるCitroën Rent&Smile。それから、シトロエン車オーナーのお客様がご自分の車を第三者にレンタルすれば、代金が支払われるCitroën Earn&Driveがあります。
  • 温かみを感じさせる素材を使い、現実空間のリビング・ラウンジのようにしつらえたカラフルで人目を惹くシトロエン・スタンド。そこにはブランドが掲げる理念―〝Be Different, Feel Good(より独創的に、もっと楽しく)〟が随所に息づいています。「La Maison Citroën(フランス語で『シトロエンの家』)」と銘打ったスペースでは、シトロエンが新時代に目指すショールームのコンセプトを先取りしてご体験いただけます。ほかにも、「C-Aircrossコンセプト」を大々的に紹介したスペース、WRCのスペシャルステージをバーチャルに味わえる迫力の3D体験、それにシトロエンの歴史に残る名車の魅力をわかりやすく、あますところなく伝えるインタラクティブなミュージアムCitroën Originsをスタンドで展示しています。

シトロエンのスタンドにぜひ、足をお運びください。一般公開に先駆けたプレス公開日は3月7日と8日の2日間です。一般のお客様向けの会期は3月9日から19日です。

1. シトロエンの描く「SUVとアドベンチャー」へのビジョン: 2つのコンセプトカーをワールドプレミア

世界初公開となる2つのコンセプトカーが表現するのは、ブランドのバイタリティと独創性。独自のビジョンを維持しながら新たなセグメントに切り込んでいけるシトロエンの本領が、この2つのモデルにいかんなく発揮されています。ジュネーブモーターショー2017でシトロエンは、競争の激化するSUVセグメントに新たなモデルを投入し、テイストもフォルムも異なる2つのボディスタイルを提案しながら、疲労やストレスのないパーフェクトな居住性とスタイリッシュなアドベンチャーへといざないます。新しいコンセプトカーはどちらも、安全性と革新性を最優先して設計しています。最初にご紹介するのが、シトロエンのコンパクトSUVのシグネチャー・モデルとなる「C-Aircrossコンセプト」。画期的なこのモデルは、世界市場を意識した、ブランドのSUVセグメントへの参入をはっきりと意思表示しています。2番目にご紹介するのは、「SpaceTourer」の高いスタンダードを結集したモデル。スタイリッシュで今どきのテイストを押さえた「どこにでも行けてしまう」この車はあくまでも優れた居住性にこだわっているので、思わずどこまでも走ってみたくなります。

 「C-AIRCROSSコンセプト」

ポジティブで遊び心のあるカラーリングが斬新なコンセプトカーを世界初公開します。「C-Aircrossコンセプト」は、コンパクトSUVのシグネチャー・モデル。シトロエンがこれから本格展開する製品戦略が切り拓く、新しい時代を象徴します。世界展開を視野に入れたボディスタイルを採用したこの「C-Aircrossコンセプト」を皮切りに、シトロエンはSUVセグメントへの参入を宣言しています。

すでにさまざまなセグメントに受け継がれている「New C3」の心意気はここでも健在です。その心意気から新たに、ユニークな個性が誕生しました。

  • デザイン性:今までにないSUV。フレッシュでポジティブ、他の追随を許さないデザインの「C-Aircrossコンセプト」は、SUVの中でも飛び抜けたキャラクター。安全確保と緩やかなカーブを描くデザインを絶妙なバランスで両立させたら、今までにないボディラインが生まれました。豊満なカーブを描くあか抜けたボディスタイル。これを引き締めるのが、インパクトのあるデザイン・パーツとポイントカラーです。色と素材が巧みにあしらわれたキャビンは、余裕の空間を確保。機能性がありながら高級感のある最高にエレガントな雰囲気を醸し出しています。
  • 快適性:洗練されたSUV。「C-Aircrossコンセプト」の前後ドアは観音開き。キャビンが広々と使えるので、臆することなく知らない土地に行ってみたくなります。ゆったりとした気分になれるたっぷりとしたシートはクッション性が高く、パノラミック・サンルーフのおかげで座っていても陽ざしの明るさを存分に楽しめます。インテリアは、ドライブする人の快適さを追求するCitroën Advanced Comfort® の哲学に沿った設計。快適なドライビングをサポートするテクノロジーを駆使しています。カラー表示されるヘッドアップディスプレイ、直感的な操作が可能なシングルスポークのステアリング・ホイール、リアビュー・カメラや、ワイヤレス式スマートフォン充電装置などを装備。もう1つ、「C-Aircrossコンセプト」が常識を打ち破った最先端のテクノロジーに、グリップ・コントロールがあります。タイヤと路面の間に生じるトラクション(駆動性)を高めるこのシステムが、町中でも郊外でもどんどん走れる「どこにでも行けてしまう」このアドベンチャー車にフル装備されているため、どんな路面コンディションでも正真正銘快適な走りが提供できるのです。都会に向かう毎日の通勤から、家族や友人と海山に繰り出すレジャーのドライブまで、「C-Aircrossコンセプト」はあらゆる場面でその実力を発揮します。

 「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」

ジュネーブモーターショー2017でシトロエンは、今までになかったコンセプトの車を発表します。洗練された先端技術を駆使したアクセサリーを提供しているユニークなブランド「Ë」。そのカプセル・コレクションに対応する自動車として、「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」を初公開します。こうした出自を持つこのコンセプトカーにはシトロエンのユニークなアプローチが反映されており、その精神性はこのモデルの強みにあまねく集約されています。フランスのAutomobiles Dangel社が開発した4WDコンバージョン、エクステリアのデザイン・コンポーネントや安全確保機材を採用。さらに、卓越したインテリア設計によって、スタイリッシュでありながら機能的でトレンディな「どこにでも行けてしまう」SUV車が完成しました。足回りの良さと優れた居住性を重視したこの車は、ラグジュアリーなスタイルでどこまでも走ってみたい、というライフスタイルを夢見る人々に、世代や国境を越えて支持される車です。

スタイリッシュで快適。どんなコンディションの路面もものともせず、最先端のテクノロジーと共に出かけるロング・ツーリングに憧れる人にぴったりの旅の相棒、「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」。そのキーワードをここにご紹介します。

  • 大胆なグラフィック・モチーフをあしらった、躍動感あふれるデザイン。「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」では「カモフラージュ」柄のビジュアルデザインを敢えて、ボディウォークのボンネットと後部ドア部分にあしらっています。なめらかに仕上げた車体に映えるそのビジュアルは、車の持つキャラクターをさらに鮮烈にアピールしています。ブランドの歴史と共に歩んできた記号のついた「Ë」のロゴもまた、「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」のグラフィック・モチーフとして刻まれています。明るさとぬくもりにあふれたインテリアでは、装飾的なパーツのすべてに考え抜かれたデザインの工夫が見られます。カスタマイズできるパーツのメインになるのがダッシュボードとインテリアのシート・ファブリック。ブルー、レッド、ホワイトの3色展開は、「Ë」カプセル・コレクションのグラフィック・スタイルに着想を得ています。
  • 遊び心と冒険心をくすぐる。「どこにでも行けてしまう」を合言葉に、量産モデルよりも最低地上高を60mm高く設計した「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」。この車が最も似合うのは、ノマド(遊牧民)のようなライフスタイル、そして遊び心を追い求める情熱的な人生です。Automobiles Dangel社と共同開発した切り替え可能な4WDトランスミッションを採用。路面を選ばない走りを可能にするドライブチェーンが「SPACETOURER」のロードホールディングと本来のパフォーマンス性を維持しながら四輪駆動の性能を実現。このオフロード機能によって、グリップの効かないコンディションでも安全に走行できるので、冬のスポーツ・リゾートのように雪や凍結に悩まされるタフな環境でも最高に快適なドライビングを楽しめます。
  • 快適さの追求と最新のテクノロジー。「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」はドライビング・ポジションを高い位置に設置し、居心地の良いくつろぎのインテリアを追求しました。このほかにも、最先端のテクノロジーを取り入れ、ドライバーや乗る人の快適さとストレスや疲労の軽減にこだわりました。Citroën Advanced Comfort®の哲学にのっとった数々の装備は、カーライフを快適にします。ドライバーの使い勝手を第1に考えたより安全なドライブのための機能には、ヘッドアップディスプレイ、3Dナビゲーション「シトロエン・コネクト」、ミラースクリーン、シェア・ウィズUアプリケーションなどがあります。

2. 「C3 WRC」が切り拓く新しいスポーツ・アドベンチャー

シトロエンのモータースポーツ部門であるシトロエン・レーシングは2016年に国際自動車連盟(FIA)が主催する世界ツーリングカー選手権(WTCC)に「C-Elysée WTCC」を投入して出場し、マニュファクチュアラーズ世界チャンピオンのタイトル、ドライバーズタイトルを3年連続で獲得し、また新たなる偉業を遂げました。そして、2017年。シトロエンは世界レーシング選手権の檜舞台、FIAの世界ラリー選手権(WRC)に復活。新しいマシンで参戦し、ライバルたちに戦いを挑みます。WRCでは過去にマニュファクチャラーズタイトルを8回獲得し、ラリーでも96回の勝利を挙げているプライドを、今年のチームも受け継ぎます。接戦が繰り広げられるこの選手権大会への参戦には、「New C3」で挑みます。そしてC3 WRCの開発はC3の技術面におけるベース作りに大いに役立てられています。WRCへのカムバックのシンボルとして「New C3」を掲げたシトロエンは、そのマーケット優位性を世界にアピールします。

「New C3」をベースに開発した「C3 WRC」。量産モデルのラウンドフォルムやフレッシュな自己主張はそのままに、シトロエンならではのデザイン・コンポーネントともいえる、2列に並んだ特徴的なヘッドライト、 Airbump®、ツートンのオプションが用意されたルーフと、差し色使いなどもこのモデルに踏襲されています。レース仕様をとことんきわめた、骨太で彫りの深いこのモデル、「C3 WRC」は、強い印象を残すビジュアルデザインからして「New C3」とはまったく異なる個性を放ちます。エクステリアはあくまでもレースで勝ち抜くことを最優先しています。シトロエンのアイデンティティである「ダブルシェブロングリル」はクローム製。これが左右にある日中走行用のLEDライトまで延び、ダークカラーのバンパーがその面構えに迫力を与えています。ボディのデコレーションもまた、パワーアップ。彫りの深いボディフォルムが際立つ部分に、黄色がアクセント・カラーとして使われています。全幅をWRCの新レギュレーションに合致させ、フロントとリア部分にはエアロダイナミックスポイラーを装備した結果、サイズとフォルム、いずれの点においても圧倒的に精悍なマシンに仕上がりました。

このレースマシンの設計・開発には、以下のレギュレーション変更点がすべて反映されています。

  • エンジンの吸気量を制限するエアリストリクターの直径を最大36mmに拡大し、最大出力を約380馬力にまでアップ。
  • マシン最大幅が1,875mmにまで拡張し、空力効果を活かした設計の自由度が拡大。バンパー、それにディフューザーも含めたリアバンパーを従来よりもオーバーハングさせることが可能に。
  • 大きくなったスポイラーをさらに後方に設置することが認められ、空力特性を最大限活用可能に。
  • マシン最低重量を25kg引き下げ。
  • 電子制御のセンターデファレンシャルの使用を許可。

3. 快適性:自動運転車に向けた着実な歩み

シトロエンにとって「快適性」は、ブランドの神髄にある理念です。それは、スムーズな走り、それに優れた居住性だけにとどまりません。シトロエンに乗った人が満ち足りた気持ちに包まれるための、ありとあらゆる要素がその中に含まれています。この理念を実現するための数々の特別な機能が、2016年にCitroën Advanced Comfort® プログラムの一環として発表されました。これを支える柱の1つに、乗る人の疲労やストレスの軽減によってもたらされる、安心感があります。ブランドが追い求めるのは、ドライバーの負担を減らせる、直感に従った操作が可能なテクノロジー。つまり、ドライブ、イコール、リラックス体験になるビジョンです。ジュネーブモーターショー2017では、シトロエンの先進運転支援システム、そして自動運転の最前線をプレゼンテーションします。これまでは未来の夢物語として片づけられていた自動運転でしたが、今やこれは現実となっています。シトロエンはこの現状をジュネーブの来場者に直接体験していただきます!

幅広い製品ラインナップで採用されている運転支援システム

「自動運転車」、そしてネットワークに常時接続している「コネクテッド・ヴィークル」。その普及に向けた最初の具体的なステップが、実用的で効率性に優れた運転補助機能です。シトロエンではこの運転支援システムがすでに、現実に使われています。より安全で、ゆとりのあるドライビングエクスペリエンスを提供するために、いくつかのシステムが現在さまざまな製品ラインナップに装備されています。

  • 「ドライバーアテンションアラート」(「New C4 Picasso」と「SpaceTourer」に装備:「New C3」にも近日装備):走行中のふらつきをシステムが検知すると同時に、警告音が鳴り、警告メッセージを表示する。
  • 「スピードリミットインフォメーション」(「New C4 Picasso」、「SpaceTourer」、「New C3」に装備):制限速度に達したことを認識すると、計器が一斉にその情報を表示してドライバーに知らせる。このときの制限速度は、走行中の速度を制御するスピードリミッター機能と組み合わせた設定にもできる。
  • 「オートヘッドライト」(「New C4 Picasso」と「SpaceTourer」に装備):外の自然光や走行中のコンディションによって、ライトが自動点灯し、夜間の安全運転を徹底させる。
  • 「ディスタンスアラート」(「New C4 Picasso」と「SpaceTourer」に装備):時速30km以上の走行時、前を走っている車との距離が狭まると、ドライバーに衝突の危険を警告する。警告後、すぐに自動ブレーキが作動する。
  • 「アクティブシティブレーキ」(「C1」と「Berlingo」に装備):時速30km以下での市街地走行中の事故を防ぐ自動ブレーキシステム。警告音を鳴らし、警告メッセージを表示しながら段階的に反応し、必要に応じてブレーキアシストの初期作動、または自動ブレーキが作動する。
  • 「アクティブセーフティブレーキ」(「New C4 Picasso」と「SpaceTourer」に装備。「New C3」にも近日装備):スピードに関係なく、衝突の危険を回避するために作動する緊急ブレーキシステム。ウィンドスクリーン上方に設置したカメラが、同じ方向に移動中の車両あるいは停止中の車両などの障害物を検知する。衝突する可能性のあるものを検知したら、すぐにドライバーに警告する。ドライバーが事故回避動作を行わなくても、システムが自動でブレーキをかける。
  • 「アダプティブクルーズコントロール」(「SpaceTourer」に装備):フロントバンパーに設置したレーダーセンサーが前方車との速度差と距離を検知し、アクセルやブレーキの制御を自動的に行う。この自動クルーズ制御機能は、走行中でもアクセルの制御だけで車のスピードを時速20kmにまで落とせる。
  • 「アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)」(「New C4 Picasso」に装備):フロントバンパーに設置したレーダーセンサーが前方車の速度差と距離を検知し、ドライバーが事前に設定した安全な車間距離を自動的に維持する。このシステムは必要に応じてブレーキとアクセルを自動制御し、車を自動停止できる。走行時速30kmから180kmの範囲で対応可能で、前方車との速度差と距離を制御し、カーブでは加速を制限する。
  • 「レーンデパーチャーウォーニングシステム」(「C1」、「New C3」、「C4」、「C5」、それに「SpaceTourer」に装備):ウィンカーを出さずに車線をはみ出しそうになると計器が音とビジュアルで一斉に警報を発し、ドライバーに知らせる。
  • 「アクティブレーンデパーチャーウォーニングシステム」(「New C4 Picasso」に装備):時速65km以上での走行中にドライバーが居眠りや不注意から意図せぬ車線逸脱をしないように防ぐ運転補助機能。ウィンドスクリーン上方に設置したカメラが車線を認識し、ドライバーがウィンカーを出さずに車線をはみ出しそうになるとシステムがドライバーに警告を発し、車両の軌道を自動的に修正する。ドライバーが修正軌道機能に従わずそのままその軌道で走行したい場合は、ステアリングをしっかりと握り続けて操作すればよい。
  • 「ブラインドスポットモニタリングシステム」(「New C3」、「C4」、「SpaceTourer」に搭載):ボディ斜め(左または右の)後方の死角に車両の存在を検知すると、ドアミラーに警告を表示してドライバーに注意を促す。
  • 「アクティブブラインドスポットモニタリングシステム」(「New C4 Picasso」に装備):ボディ斜め(左または右の)後方の死角に車両の存在を検知すると、ドアミラーに警告を表示してドライバーに注意を促す。「アクティブレーンデパーチャー」機能がオンになっている間、ドライバーがウィンカーを出さずに車線変更を行った場合はステアリングに荷重をかけてドライバーに注意を促し、衝突を回避する。
  • 「パークアシスト」(「C4 Cactus」と「New C4 Picasso」に装備):車庫入れなど駐車の際、自動ステアリング操作で軌道をサポートする。この機能が自動操作している間は、ドライバーはただアクセルとブレーキだけを操作すればよい。このほかに、車の背面をカメラで映し出し残りスペースを計測する、車を出し入れする際の駐車補助や、上から車両全方向の状況を映し出す「ビジョン360°システム」と連動して使用できる。

こうした運転支援システムに加え、これから発表されるシトロエン車に搭載されるさまざまなシステムに支えられた「Grand C4 Piccassoプロトタイプ」のような車が、「自動運転車」、それに「コネクテッド・ヴィークル」がキーワードとなる新しい時代の牽引役となるのです。

 「GRAND C4 PICASSOプロトタイプ」

ジュネーブモーターショー2017でシトロエンは、「自動運転車」、それに「コネクテッド・ヴィークル」を予感させる車をプレゼンテーションします。シトロエンはこの2年間で何台もの「Citroën Grand C4 Picassoプロトタイプ」を「アイオフ(見なくても運転できる)」モードのままヨーロッパの高速道路で走らせており、その走行距離は12万kmを超えます。このテスト走行車の1つを、シトロエン・スタンドで展示します。

「Citroën Grand C4 Picassoプロトタイプ」は究極のマルチパーパス・ビークル(多目的車)。大胆で存在感のあるスタイルを持ち、トップクラスの快適さと優れたテクノロジーを兼ね備えたこの車は、シトロエンが現在取り組んでいる自動運転車の革新技術の一端をお見せするのにぴったりの車です。日当たりが良くすっきりとしたラウンジスペースのような室内空間は、座り心地も抜群。ドライバーも乗る人もゆとりを持ってくつろいだ気分でドライブを楽しめるので、目的地に着く頃にはむしろ心身共にリフレッシュできています。緻密な設計で安全を目指した運転支援システムが速度とステアリングを制御するので、制限速度に合わせた走行ができます。走行中、ドライバーの疲労などによる車のふらつきを少しでも検知したら車はドライバーに代わってステアリングを操作し、事故のリスクを回避します。車の中と外に設置されたセンサーが、車を取り巻くあらゆる不確定要素を検知し、ドライバーの動きを分析します。走行中はずっと、ダッシュボードに表示される関連情報をつぶさにチェックしながらドライバーが主導権を持って操作し続けていれば、安全性はより徹底されます。交通規制に従ってドライバーが終始運転操作の主導権を握り、必要が生じたらドライバーはいつでも、自動運転の指示ではなく独自の判断を優先させて車を操作できるのです。

自動運転には「ハンドオン」、「ハンドオフ」、「アイオフ」、「マインドオフ」、そして「ドライバーレス」の5段階があります。ドライバーが見なくても走行ができる「アイオフ」モードでの自動運転車の一般道走行可能範囲を拡大できるよう、認可要請を目下申請中です。これが認可されれば、ドライバーが主導権を持った状態で、想定しうるどんな状況でも自動運転車が適切に対応できる精度がさらに上がります。

早ければ2018年に「ドライバーが制御するだけ」でシステムが運転する自動運転機能が実用化される可能性があり、そうすれば、ドライバーは渋滞や高速道路での単調な運転から解放されます。特に、ドライバーの集中力が低下しやすい運転状況で運転をシステムと交替できれば安全性はより確実になり、人為的なミスから発生する事故をかなり防げるようになります。

2020年以降に「アイオフ」の自動運転車が実用化されれば、ドライバーが何もしなくても自動運転機能がすべての操作を、まったく危なげなく代行できるようになります。この根底にあるのは、ドライバーが運転以外のことにも注意を向けられれば、移動時間がより楽しめる、というビジョンです。ドライバーが運転操作を自動運転機能に譲りやすくするには、直感的な操作が可能でわかりやすくシンプルなインターフェースが必要です。それがあればドライバーは、自動運転機能の指示に従って簡単に操作ができ、必要に応じていつでも運転を代わりやすくなります。自動運転車が将来インフラや他の車とネットワークで繋がれるようになれば、移動時間の短縮や、ガソリン消費量の節約、それに、事故の原因を作りやすい道路の渋滞状況も予測できるようになります。

4. ラインナップ:もっと走りたくなるモデルが勢ぞろい

「NEW C3」

「New C3」が、自動車業界のランドスケープに新風を吹き込みます。既成概念を打ち破ったマルチに使えるハッチバック車は、発売以来すでに6万5千件の発注数を獲得しています。際立つ個性に強烈なインパクト、カラーの組み合わせも楽しめるスタイルは、おおらかなキャラクターを持つ車として抜群の存在感を誇ります。

  • 「New C3」の大胆なデザインが醸し出すのは、「陽気さ」。ひと目見たら忘れられない、ユニークなボディフォルム。特徴的なフロントエンドと豊満な曲線が力強く、タフな走りを予感させてくれます。ラウンドフォルム、シトロエンのエンブレム、それにカラーラインナップが融合したとびきりトレンディなモデル。カスタマイズ用のオプションも多彩で、自分だけの1台を持つ楽しみが広がります。
  • Citroën Advanced Comfort®の理念に沿った設計には、乗る人の快適さに配慮した「思いやり」が随所に反映されています。室内に入ると、見るからにゆとりを感じさせる座り心地満点のシート、居住空間の隅々にまで光を届けるパノラミック・サンルーフや、機能的な格納スペースなど、くつろげる開放的なインテリアから真の快適さが満喫できます。「New C3」に乗ったツーリングでは、外界から守られ、道中のストレスからも遮断された、包みこまれているような安心感を味わえるでしょう。
  • 最先端の「スマートな」テクノロジー。たとえば、完全一体型のシトロエンコネクテッドカム™では、日々の何気ない一瞬を静止画像や動画でとらえる広角レンズのHDカメラをインターネットに接続できるので、撮った画像や動画をウェブ上に保存、またはソーシャルメディアで共有して楽しめます。このほかにも接続サービスと組み合わせて使える3Dナビゲーションのシトロエンコネクトナビ、背面モニターカメラ、レーンデパーチャーウォーニングシステム、それにブラインドスポットモニタリングシステムなど、「New C3」にはドライビングをスムーズにするさまざまな装備がついています。また、パワフルでありながら燃費に優れた「New C3」のエンジンのラインナップには、ガソリンユニットPureTech、ディーゼルユニットBlueHDi、それに最新世代のEAT6自動ギアボックスがあります。

 「NEW C4 PICASSO」

2013年にデビュー。その後、2016年に目覚ましい技術革新を遂げた第2世代の「C4 Picasso」は大ヒットし、そのエレガントなデザインと際立った快適さが人気を集め、全世界で44万台以上を販売しました。「New C4 Picasso」のデザインはこれまで以上に斬新です。ダイナミックなフォルム、そしてフロントとリア部分にあしらったシトロエンならではのライトデザインとエンブレムがインパクトのある堂々とした佇まいを醸し出しています。二酸化炭素(CO2)排出量を最低値に抑えながらも、業界の常識を打ち破ったラゲッジ容量を確保。ここに、今までどの車も達成し得なかった絶妙なバランスが完成しました。ロフトをイメージしたキャビンは清潔感にあふれ、明るく、新しい感覚の高級感と居心地の良さに包まれます。この優れた居住性は、新開発のEMP2(Efficient Modular Platform 2)というプラットフォームを採用した結果、キャビンが広くなって実現したものです。さらに卓越したロードホールディングとシトロエンならではの快適性を、乗った人すべてに味わっていただけます。

無敵のマルチパーパス・ビークル(多目的車)「New C4 Picasso」のキーワードをご紹介します:

  • 独特の個性と確かなパフォーマンスを引き立てる、流れるようなすっきりしたラインが作る人目を惹くデザイン。フレッシュで斬新なフロントエンドパネル、新型の17インチ合金ホイール、ツートンのルーフが装備され、インテリアの色は新色4色から選べます。
  • 最新技術を投入したサスペンション、座り心地の良いシート、モジュラー形式のレイアウトと優れた採光性が圧倒的な心地よさをもたらします。
  • カーライフと運転操作がシンプルになる、最先端のテクノロジー。接続サービスと使う新型の3Dシトロエンコネクトナビ、両手がふさがっていてもシンプルな足の動きでトランクを開けられるハンズフリー電動テールゲート、ストップ・アンド・ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロール、アクティブレーンデパーチャーウォーニングシステム、アクティブセーフティブレーキまたはドライバーアテンションアラートなどが装備されています。

 「SPACETOURER」

シトロエンはマルチパーパス・ビークル(多目的車)、そしてレジャー仕様車セグメントで先駆者であり続けてきました。その実績から、人生を豊かにしてくれる、多彩なシーンで乗り回せる、ゆったりとしたスペースの車の開発については長年のノウハウがあります。シトロエンはこのたびラインナップを増強し、バン・セグメントの牽引役となれる実力を発揮します。スタイリッシュ、かつ強烈な個性を放つSpaceTourerのサイズは全3種類。シートのレイアウトオプションも豊富にとりそろえ、気の合う仲間や家族、友人とのドライブはもちろん、商用のニーズにも応えられる新しい提案をします。

「SpaceTourer」のキーワードをご紹介します。

  • 安定した走りを約束する流麗なフォルム。フロントエンドの位置を高くして高い視点から道を見渡せるようにしたこのスタイリングは、力強さだけではなく安心感も伝え、この新しいモデルに有無を言わせぬ個性を与えています。
  • あらゆるシーンを想定し、汎用性と実用性を極限まできわめた無駄のない設計。新開発のプラットフォームEMP2の導入によって、キャビンスベースやラゲッジスペースが広くなり、運転のしやすさもアップグレード。全長によって3つのタイプが選べます。業界初、9人が乗れる全長4,600mmのミニバンサイズは、市街地やちょっとした郊外で日常乗り回すのに便利。全高が1,900mmあるので、車庫入れや駐車時の目配りも楽々です。このほかにも実用的な機能には、ハンズフリー・スライド・サイドドアや、開閉できるリアウインドウ、豊富に取り揃えた収納オプションなどがあります。
  • 開放的なインテリア、位置の高いドライビング・ポジション、実用性をきわめた可倒式回転シート、ガラスルーフなど、ココロとカラダの快適さをとことん追求した優れた居住性。さらに、高レベルの静粛性やハイグレードな乗り心地が、快適性をさらに高めます。
  • 走行中のふらつきを検知するドライバーアテンションアラートやディスタンスアラートなどの安全性にフォーカスしたテクノロジーに加え、ヘッドアップディスプレイ、接続サービスと組み合わせて使う3Dシトロエンコネクトナビシステムなどの、カーライフをスムーズにするテクノロジー。こうしたテクノロジーと機能が評価され、「SpaceTourer」はヨーロッパで実施される安全テストEuro NCAPで最高評価の五つ星を獲得しました。
  • ミニバンセグメントの中でも「世界最高クラスの」燃費と二酸化炭素(CO2)低排出量(BlueHDi 115 S&S 6速マニュアル:5.1リットル/100km、CO2排出量133g/km)、それにコスト効率に優れたランニングコストを目指して、BlueHDiのラインナップから最高出力180馬力、最大トルク400Nmの新世代クリーンディーゼルエンジンを採用。
  • Automobiles Dangel社と共同開発した切り替え可能な4WDトランスミッションを採用。路面を選ばない走りを可能にするドライブチェーンが「SPACETOURER」のロードホールディングと本来のパフォーマンス性、安全性と快適性へのこだわりを維持しながら四輪駆動の性能を実現しました。このオフロード機能によって、グリップの効かないコンディションでも走行が可能に。冬のスポーツ・リゾートなど雪や凍結に悩まされるタフな環境でも、最高に快適なドライビングを楽しめます。

 「C4 CACTUS」

シトロエンの「C4 Cactus」は、往年のレジェンド車に引けを取らない人目を惹くインパクトと記憶に残るキャラクターがある車です。

  • 実用性、そして、スッキリとした無駄のないフォルムのスタイルを共存させたひときわ異彩を放つデザイン。カスタマイズ次第でどんなシーンにもフィットする、今までにないセンスを組み合わせたこの車にはこれまでに、権威ある「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー2015」をはじめ、35の賞が贈られています。
  • 「C4 Cactus」で何と言っても注目すべきは、その卓越した快適性。ドライバーとすべての同乗者に居心地よさとくつろぎをもたらす端正なキャビン空間が自慢です。機能美をきわめたダッシュボードは、助手席を広々と感じさせ、しかも収納もたっぷりとしているので、ものを楽に出し入れできます。極上の座り心地のフロントシートは、リビングルームやラウンジにあるソファを意識したデザイン。先ごろ発売されたばかりの新型EAT6自動ギアボックスが「C4 Cactus」の走りを魅力的にパワーアップ。さらなる快適さとドライビングの楽しさにこだわりました。
  • お客様の本当のニーズを最優先し、使いやすさ、ネットワークとの接続性にこだわって採用された「C4 Cactus」の最新テクノロジーの数々。デジタルのハンドセットは主要な情報を表示してドライバーに知らせ、ドライバーはすべての操作を7インチのタッチスクリーン上で行います。パークアシストや、リアビューを写すカメラなど、運転補助機能が走行中のドライバーに気持ちのゆとりを与えます。

 「E-MEHARI」

自動車業界のランドスケープを吹き抜けるシトロエンの自由闊達な精神は、ブランドに連綿と伝わるDNAを受け継ぎながら、未来をしっかりと見据えています。この精神を託されたシトロエンの「E-MEHARI」は、その昔レジェンドと呼ばれた兄貴分「1968 Méhari」へのオマージュ、というだけではありません。ポップな100%電気駆動の4人乗りカブリオレとして登場したこの車のスタイリングには、遊び心に現代風なスパイスを効かせています。開発を共に手掛けたフランスのBalloré Group社との提携が新しいフェーズに入った今、他の追随を許さないフレッシュな陽気さにあふれた車づくりを目指してシトロエンは再び新しいモデルを発表し続けます。ポップでのびやか、それでいてレトロな「E-MEHARI」はコケティッシュで色彩感覚にあふれた車ですが、脈々と流れるシトロエンの精神はここでも忠実に守られています。フレッシュで表情豊かなスタイリングのこの車は、人とは違う個性や陽気さ、トレンドに敏感で、環境への意識が高いすべての人々の心をわしづかみにします。「E-MEHARI」のキーワードをご紹介します。

  • 親しみやすい面構えのフロントエンドパネルなど、シトロエンらしい特徴的なスタイリングを踏襲した「E-MEHARI」は突出したキャラクターを持つモデルです。ボディカラーにはフレッシュでひねりの効いた4色、ボンネットは2色、そしてシートは2色展開など、カスタマイズ用オプションを幅広く取り揃えています。
  • 「楽しいことが大好き」な元祖バージョンの精神を受け継いだ、遊び心あふれる実用性。全長3.81mのボディサイズに、取り外し可能なファブリック製のルーフ、リフトアップされた車高、熱成形されたプラスチック素材のボディにひと味もふた味も違うセンスが光ります。この熱成形のプラスチック素材はサビなどの劣化を気にしなくてもよく、日常で軽くぶつけたくらいではダメージにはなりません。インテリアとエクステリアのどちらにも水洗い可能な素材が全体に使われているので、お手入れも軽くホースで水をかけるだけで十分です。
  • ドライビングエクスペリエンスの可能性を無限に広げる100%電気駆動のテクノロジー。Bolloré Groupが培ったフランスのノウハウを使って作られた、LMP®(リチウムメタルポリマー)バッテリーは安全に保護されているので、どんな悪天候でも走りが安定します。このバッテリーは最高時速110km/h、市街地における航続距離200kmを達成しています。16A電源で充電した場合は8時間、10Aの家庭用電源では13時間で充電が完了します。

燃費の優れた高パフォーマンスエンジン

シトロエンのラインナップでは最先端のエンジンやギアボックスを採用し、お客様にリラックスできる安心のドライビングエクスペリエンスをご提供しています。ディーゼルユニットBlueHDiとガソリンユニットPureTechを主軸に、シトロエンはすべてのセグメントで燃費に優れた高パフォーマンス車を作り、二酸化炭素(CO2)排出量を減らす地球に優しいやり方で、すべてのお客様のニーズにお応えします。

  • ガソリンエンジンは、走りの爽快さと低いCO2排出量で定評のあるPureTech 3気筒エンジンを装備。そのターボつきバージョン(110馬力と130馬力)は2015年と2016年に続けて「エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
  • ディーゼルエンジンは、BlueHDiエンジンの排気制御メカニズムが優れたパフォーマンスを発揮します。選択還元触媒(SCR)にAdBlue を使用。これが微粒子フィルター(DPF)の上流(エンジン側)に取り付けられているので、ディーゼルエンジンが排出する窒素酸化物(NOx)の90%を削減します。このSCRはいまやNOxの削減に最も効果ある仕組みとして、業界全体で認められています。

シトロエンはまた、新型のEAT6自動ギアボックスをストップ・アンド・ゴー機能と併せてそのラインナップのほとんどのモデルに装備しています。このギアボックスは非常にスムーズな走り、俊敏なギアチェンジを実現し、ドライブ操作の醍醐味を引き出しながら燃費を抑えます。現在、「New C3」と「C4 Cactus」がPureTech 110 S&Sエンジンにこの最新世代の自動ギアボックスを搭載しています。

5. 各種サービス:スムーズなドライビングライフを

シトロエンは現在、お客様にご利用いただけるサービスの枠を広げています。お客様との関係の「見える化」をさらに進め、より利便性が高く、シトロエン製品を日々安心してご利用いただける、今までにないモビリティ・ソリューションのご提供を目指します。

カスタマー・リレーションシップ

  • Citroën & Youではサービスの「見える化」を通して、お客様との信頼感を深めます。シトロエンはこれからもお客様へのサービスに重点的に取り組みながら、お客様にはバーチャルなオンライン、リアルなディーラーショップのどちらからでも、より幅広いモビリティ・ソリューションをご利用いただき、さらにスムーズでゆとりある体験をしていただきます。Citroën & Youのサービスではシトロエンの修理工場で点検した車はすべて、きれいにした状態でお返しします。ご利用の際は事前予約が必要で、仕上がりにご満足いただけない場合は24時間以内にシトロエンまでご連絡いただければ対応いたします。また、Citroën Assistance XLサービスではご登録後7年間、事故や故障、タイヤのパンクなどが生じた場合に24時間365日体制でアシスタンスサービスをご提供します。
  • My Citroënモバイルアプリでは、お手持ちのスマートフォンの操作からドライビングエクスペリエンスが広がります。まずはMy Citroënを立ち上げてご自分のスペースをご登録ください。最寄りのショールーム、ご利用中のシトロエン車のガソリン消費記録、メンテナンスに役立つ知識や、ご利用中のシトロエン車が現在どこに駐車されているかなどの情報をスマートフォンの画面から閲覧していただけます。また、修理工場に直接お越しいただいての予約や、修理見積依頼も引き続き承ります。
  • 新しいScan My Citroënモバイルアプリをご利用になると、お客様のさらなる快適さを目指すシトロエンの新しいブランド体験を存分にお楽しみいただけます。シトロエンにお問い合わせいただければ、車に関するお客様のどんな疑問についても「いいね!」と思える答えが見つかります! ご利用代金は無料。現在は「C1」、「New C3」、「C4 Cactus」、それに「New C4 Picasso」が本サービスの対象車両です。このアプリがカーライフをちょっと楽しくしてくれる情報を紹介するオンラインのデータベースマニュアルとなり、以下にご紹介するインタラクティブな機能も簡単な操作でお使いいただけます。

    • スキャン機能:スマートフォン内蔵のカメラと併せてご利用いただけるこの機能では、ユーザーがレンズを向けた車のパーツ(例:ステアリングのコントロールボタン)を自動的に認識し、そのパーツに関するファクトシート(説明資料)やユーザー向けの手順を表示します。
    • ビジュアル検索機能:表示されたさまざまな(車のインテリアやエクステリア)画像にズームインするだけで、注目した特定のエリアに関する説明資料の情報をご覧いただけます。
    • 指示ライトの一覧/説明:車に装備されている指示ライトをすべてフォトギャラリーでご覧いただけます。お探しの指示ライトをフォトギャラリーの中から見つけたら、その写真をタップするだけでそのライトが点灯する意味と、点灯した際の対応について説明が表示されます。
  • 24時間365日体制のサービスCitroën CarStore(www.citroencarstore.fr)では、シトロエンのネットワークで現在販売されているすべての新車をお客様がその場で比較できるサイトです。またご自宅からご都合の良いときに画面をタップするだけで、ご希望のモデルのオンライン予約がいつでもダイレクトに行えます。ご希望にぴったりのシトロエンの新車がお決まりでしたら、インターネットをご利用いただければほんの数秒でご予約が完了します。モデルを決めたら、「この車を予約する」のボタンを画面上でタップしていただき、現在ご使用中の車の下取りに関する質問にご回答後、内金として250フランの支払い手続きをしていただければ、予約手続きは完了です。続いて、お客様にはご予約の確認と予約の有効期間が3日間である(3日以内にお手続きいただけなかった場合は、ご予約は無効になります)旨をお伝えするメールが届きます。その後すみやかにディーラーがご連絡し、商談の日取りをご相談します。インターネットを利用したこの販売プログラムは、車の総合メーカーとしては初めての試みです。このサービスは好評を博しており、すでに毎月15万人のお客様に(2016年平均実績)ご利用いただいています。
  • 22カ国ですでに展開中のCitroën Advisor(www.citroen-advisor.fr)は、シトロエン・ブランドのインタラクティブなオンライン・レビューサイトです。ネット上でユーザーの評価を管理するこのサービスは、フランスの国家標準化機関であるフランス規格協会(AFNOR)が定めた国家規格NFサービスの認証を受けており、車のメーカーとしては初のサービスとなります。2014年の開設以降、ショールームでの対応、購入後のアフターケアや修理工場ご利用後のフォローアップなどについてお客様がレビューを書き込み、情報を共有しています。2016年にはサイトの機能が拡張。シトロエンをご購入になられたお客様も新車についてレーティングやレビューコメントを書き込み、体験を共有できるようになりました。Citroën Advisorではすでにお客様から約10万件のレビューコメントが寄せられており、ショールームと車については星5つが満点評価のレーティングで星4.7の平均評価をいただいています。

シトロエンのモデルに搭載されているその他のサービス

  • 「SpaceTourer」を皮切りに、「New C4 Picasso」や「New C3」でも現在展開中のシトロエンコネクトナビは、ネットワークとつなげて利用する新世代の3Dナビゲ―ションシステムです。これに、指先でスクリーンに触れるだけで操作ができる7インチのタッチスクリーンを組み合わせて使え、さらに音声認識によってナビゲーションや電話、メディア機能を制御できる機能も搭載されています。ネットワークとの接続サービスも内蔵されており、交通情報、ガソリンスタンドや有料駐車場、天気情報や危険エリア(オプション機能)の情報がリアルタイムにわかります。無料の地図情報アップデートが年に4回、無期限で受けられ、シトロエンコネクトナビパックサービスは3年間無料でご利用いたけます。このほかにも、ご使用中のスマートフォンをつなげば車に搭載した7インチのスクリーン上の操作でスマートフォンのアプリを車内で安全にご利用になれ、運転中にスマートフォンが持つ幅広い機能と組み合わせられるミラースクリーン機能も内蔵されています。

    • iPhoneをApple CarPlay™に接続すると車内のスクリーン上での操作が可能になり、直感的な操作で電話をかけたり、ナビゲーションに地図を活用したり、音楽を聴いたり、メッセージをチェックしたりできます。
    • MirrorLink®はアンドロイドのスマートフォンを車内で快適に使うための機能です。接続すると、Sygic(ナビゲーション)、iCoyote(事故発生地点や交通情報のアラート)、MiRoamer(ウェブラジオ)やAudioteka(オーディオブックリーダー)を車内で操作し、ご利用になれます。
    • ついに完成したAndroid Autoはアンドロイドのスマートフォンユーザーのための機能。シンプルで直感的なインターフェースで、カーナビとしてGoogle Mapをお使いいただいたり、Google Play Music and Spotifyで音楽を聴いたりするなど、日常生活でよく使うアプリを車内でご利用いただけます。
  • シトロエンコネクトナビパックにはSOS & Assistanceパックの入ったCitroën Connect Boxをより有効活用していただくための各種サービスが揃っており、お客様の日々のカーライフをより安心でスムーズにします。ご提供サービスにはたとえば、モニタリングパック(バーチャル・メンテナンスマニュアルと、モデル別エコ・ドライビングのためのミニ知識)、マッピングパック(GPSによる車両駐車、事前設定したエリアや期間における車の使用状況情報。国によってはスピード超過の記録も)、それにトラッキングパック(盗難に遭った場合のGPSによる追跡)などがあります。

モビリティ・サービス

  • Citroen Rent&Smileは、シトロエンディーラーのネットワークが運営するシンプルで手軽な短期レンタルサービス。専用ダイヤルにお問い合わせのうえご希望の車をご予約いただければ、あとはショールームで車をピックアップしてすぐにご利用になれます。
  • Citroen Earn&Driveは、シトロエンのお客様の間でお互いの車を無料で交換し、ご自宅や空港、駅周辺の駐車場を確保していただくサービスです。駐車中の車はカーシェアリングの対象車となり、車のオーナーは走行距離によって代金を受け取ります。Earn&Driveでシトロエンはお客様間の車両レンタル業務を統括し、本サービスの提携先であるフランスの保険会社MAIFと共に車両に生じるあらゆるリスクを保障します。

6. シトロエン・スタンド:躍動感とくつろぎの共存

〝Be Different, Feel Good(より独創的に、もっと楽しく)〟を合言葉に、シトロエンは850平方メートルを超えるスペースにスタンドを設置し、来場者にくつろぎとワクワク感を体験していただきます。スペースをテーマ別に仕切り、親しみやすく、ぬくもりの感じられる素材を使いながらシトロエンが大切にしている未来への明るいビジョンとくつろぎをお届けします。

  • スタンドに足を踏み入れてまず目に入るのが、「C-Aircrossコンセプト」をフューチャーした空間です。ふんだんに照明を取り付けた壁からの点滅する光が躍り、訪れる人をさらに奥へといざないます。このスペースには巨大可動式スクリーンが設置されているので、世界初公開になるこのコンセプトカーが置かれたこのスペースには常時、躍動感があふれます。こうして、「C-Aircrossコンセプト」の斬新なボディフォルムに遭遇した来場者はたちまち、この車が運ぶ冒険や、どこにでも行きたくなる世界観に引き込まれるのです。巨大スクリーンは「C-Aircrossコンセプト」が主役の動画を映すだけではなく、このコンセプトカーの走りを見事に再現したキネマティックスも定期的に流します。
  • スタンドの中央部分に設置したLa Maison Citroënでは、これからシトロエンユーザーになるお客様にカスタマイズオプションを体験していただけます。ここではほかにも、さまざまな体験をご提供しています。視覚をはじめとする五感をフルに動員して、新世代のシトロエン・ショールームのコンセプトをいち早く体感していただきます。現実の家のように空間を仕切った低い壁には車のラインナップでお選びいただける色や素材、それに風変わりなオブジェが2つ展示されています。最初のオブジェは、3Dプリンターを使って制作した「I Love Citroën」。デザインも制作もすべてフランス国内で行ったこのオブジェは、シェブロン型パーツを1284個組み合わせてシトロエンのロゴをかたどっています。もう1つのオブジェ、「I Feel Citroën」も最初のオブジェに劣らぬ思い入れを込めて造形されています。特許を取得した「空気注入式の木材」を使用した実験的なプロジェクトを開発したのは、新進気鋭のフランスの家具メーカーARCA社。一見すると木材で作られたように見えるこのオブジェはあたかも呼吸をするように増幅と収縮を繰り返し、呼吸や生命力、生き物などを見る人に想起させます。まもなく100周年を迎えるシトロエン・ブランドの長い歴史や、常に人を最優先した改革を繰り返した終わりなき旅を、独自の感覚で象徴しています。
  • WRCスペースはラリーの世界観をキーワードに展開しています。鮮烈なインパクトを与える「C3 WRC」のボディフォルムと共に、モータースポーツの世界で味わう圧倒的で常識を打ち破る感覚を立体的なバーチャル映像でお楽しみいただけます。
  • 「SPACETOURER 4X4 Ëコンセプト」をフィーチャーした空間のテーマは、「どこにでも行けてしまう」。しなやかでスタイリッシュな発見の旅に憧れる人々を意識した、冒険心たっぷりの世界観です。
  • バーチャルでインタラクティブなミュージアム「Citroën Origins」を展示したスペースでは、クリック1つで過去に飛び、さまざまな時代を潜り抜けてきたユニークなシトロエン・ブランドの伝統を堪能できます。「Type A」から「New C3」、「Type H」、「Xsara WRC」、「Activa 1コンセプト」カーまで、ブランドの歴史を飾ったレジェンドモデル、乗用車、ユーティリティー・ヴィークル、コンセプトカーやレーシング・カーなどが、一画面でバーチャルに総覧できます。興味のある車の写真の上で画面をタップすると主要情報が現れ、(エンジンスタート、クラクション、ウィンカーの音などの)サウンドと共に全方向から車の外観を閲覧できる、感動的でインタラクティブな体験を味わえます。各時代についての豊富な資料や写真(スタイルデザインや宣伝広告など)、それにその時代を彩った流行音楽がこの愉快で心揺さぶる時空の旅を彩ります。
  • くつろげる、色彩豊かな座席を用意した休憩エリアに加え、ブランド創始者であるアンドレ・シトロエンの名前にちなんだLe Café Andréでは、混雑から離れ、ホスピタリティあふれるスペースでVIPのお客様との待ち合わせや、商談にご利用いただけます。

画像や動画は下記からダウンロードしていただけます
http://www.citroencommunication-echange.com/

ユーザー名(大文字):GENEVE17
パスワード(大文字):SALON2017

シトロエンの沿革について詳しくは、こちらのサイトをご覧ください: http://www.citroenorigins.fr/fr

 

シトロエンについて

1919年の創業以来、インターナショナルなフルライン自動車ブランドとして、堂々と、そしてクリエイティブなアプローチでつねにマーケットに臨んできたのがシトロエンです。個性溢れる特徴的なデザインとコンフォート性と先進技術によって自動車のある幸せなライフスタイルの提案をするシトロエンの各車を通じて自動車産業に新たな風を吹かせています。クルマに乗る人々とそのライフスタイルを真の意味で反映させたプロダクトを提供することを使命としており、ブランドのタグライン“Inspired by You”には、このフィロソフィーが込められています。シトロエンの製品は80近い国々で販売されており、2017年にはおよそ110万台の販売数を記録いたしました。また、シトロエンは世界ラリー選手権において8つのタイトルを、またFIA世界ツーリングカー選手権では3つのマニュファクチュアラータイトルを獲得しています。

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